紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 旅芝居の休演と臨時休校について 私の考え 改

笑福亭たまさんのツイッターを転載引用させていただきます。

 
以下ツイッター本文
 
‪『笑福亭たま主催の落語会は、基本は中止しません。ウィルス自体はずっとどこかではあり続けるので、「中止したら、いつならokなのか」問題が出ます。ほな一生、落語できひんが(笑)もちろん会場が使用不可の場合はダメですが、それ以外は基本は開催しますので、皆様のご来場お待ちしております。』
 
この渦中、勇気あるツィートだと思います。
私は大衆演劇ファン、上方落語、上方芸能ファンとしてこの考えを支持します。 
 
資金力のあるビックなイベント、舞台興業と小規模開催は立て分けて考えるべきで、中止しても損失を政府が保障してくれる訳ではなく死活問題です。
 
中小零細事業を休みにしなさいと総理はいえません。ビックなイベントはお願いで本来強制力はありませんが不特定多数の為配慮されたのでしょう。
 
小規模公演と公立学校の休校と同じに考えるのは妥当ではありません。小規模公演は町工場の生産と同じです。劇団のやる自由、やらない自由、観客のいく自由、いかない自由は自分の責任で決めるのが妥当です。旅芝居は生活そのものなのです。
 
そもそも、今回の新型コロナに対する対応にも少し違和感を感じます。ものには順序と丁寧な事前説明が必要なはずです。
 
まずは、①検査体制と実態把握、安心の医療②大幅な予算措置をセットで③交通機関停止を含む移動制限③小規模事業、個人事業、個人の一時的所得保障給付④中国全域、韓国全域の出入国禁止⑤大規模イベント、レジャー施設、学校の対応を総合的に実施するのが筋ではないでしょうか学校の臨時休校だけ先行させるとウイルスの危機と生活破綻が同時にやってきて格差のしわ寄せが弱者に集中します。
 
学校を休みにするなら、同時にゲームセンター、カラオケ店、映画館等も自粛すべきでしょう。そこに、中高生が集まることで引き起こされる行動と不安が拭えません。
 
旅芝居興業を当面開催する大前提として、できるかぎりの感染防止対策(自らの体調管理は当然として)は互いの為にもちろん重要であることは強調します。
 
今後の見通し
 
この新型コロナ対策は1.2週間たてば収束に向かうとはとても私は思えません。(政府も大事であると言うだけで収束に向かうとは言ってません)私には、政府の対応は二転三転していて心もとなく思えます。
 
検査も充分できずマスクすらまともに買えない状況です。中国の例をみても収束までどのくらいの期間かかるかのメドすら立たない原状があります。右へならへではなく、長期間を見据え、今はひとりひとりの落ち着いた対応が必要だと思います。
 
紀州屋良五郎