紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 熱たぎる劇新ワールド 劇団新 オーエス劇場 2021/12/23

〇見てもろておおきに〜久しぶりやんけの観劇メモでおます。

26カ月ぶりの大阪、しかもディープな場所。この時期、60人超えは凄い。

 

〇東京演劇協会所属の劇団がのるのはまれだが大阪のファンもぐっと増えてきた。

 

〇昼夜外題替えで挑む心意気は大衆演劇の炎

 

〇群を抜く演出、冴え渡る舞踊と巧みな芝居

 

 劇場で久しぶりにハンチョウ聞いた。「座長!」ええなあ。ハンチョウ飛び交う時代よはやくこい!送り出しと触れ合いが大衆演劇の魂だから‥

 

メンバー  (雑誌カンゲキ準拠)

座長 龍新

若座長 龍錦

花形 小龍優

秋よう子

千明あず美

新葵衣

龍葵衣

後見 龍児

ほか

 

劇場戸田

戸田ゆかり

戸田凜

戸田ゆうた

戸田ももみ

 

☆ 劇団新スケジュール

20221  島田蓬莱座

 

芝居「若き日の唐犬権兵衛」 

 

町奴・唐犬権兵衛の恋女房・お蝶に、旗本・青山主膳が横恋慕し、湯島天神に呼び出すところから始まる。

 

亡き長兵衛から「くれぐれも旗本とはもめ事をおこさないように」と遺言されている権兵衛、主膳に額を割られても辛抱しているうち、子分・仙太はおろか、お蝶にまで「離縁」される始末〜以下は略させてもらう

 

*幕前、花道での芝居演出は中々の妙味と味わい増す。これも芝居へのこだわりが為せる技。

 

*金で転び、力に靡くおんなは多いが、そんなのは令和のお話。まことの女は一途に生き、人を見込んだ男たちも情の楔はつらぬくもの。

 

 

舞台口上   (龍錦、小龍優)

・今夜の芝居は深夜に座長が書き上げた。 

座長が作った新作芝居は「下北の鬼太郎?」

 

グランドショー 

・変化に富む舞踊構成。

太夫元・龍児の歌と声量はプロ歌手並み

 

ラストショー「唐獅子牡丹」

🐾

 

【画像】

 

どの地でも芝居の質が客を呼ぶこれはコロナ禍でよりハッキリした事実だ・紀州屋良五郎

 

 

せっかくの関西なのに一度しか見れなかったことが残念でならない。