紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 笑福亭たま独演会 2023.01.28 岸和田波切り小ホール

〇 岸和田の波切りホールで開催される独演会は初めてにもかかわらず大入り満席で大盛況。

 

 

 

〇大阪各地でも落語漬けがはじまる  大阪落語祭がスタートした

 

〇桂雪鹿 『時うどん』

ザ・落語といわれるネタ

雪鹿さんは泉州・尾崎(阪南市)出身。桂文鹿さんの一門。

マクラで時の数え方をあれこれと…

 

〇笑福亭たま 『動物園』

これもザ・落語入門編といわれるネタ

しかし、こういう噺ほど演者によってそれぞれの味がでる。

やはり、たまは所作が絶品だ。

 

〇笑福亭たま 『禁酒関所』

結構、グロいネタだが私は嫌いではない。

のたうち回るアクションがたまらない枝雀師匠を彷彿とさせる。

 

 

〈仲入り〉

 

 

桂文鹿  『俺たち暴走族』

桂文鹿さんは桂文福さんの一門。

マクラに笑福亭飛梅さんの暴走族人生をおもしろおかしく。

とくに、暴走族の「コール」を細かく実演。

 

 

〇笑福亭たま 『質屋芝居』

なんどか聞いた噺だが元ネタの芝居・忠臣蔵が少し

わかると更に楽しめる。はめものが楽しめる芝居噺。

桂吉朝さんの芝居噺を彷彿とさせる演じ方で色気も艶もある。

笑福亭たまは満席のお客さまを多様な演じ分けで完全に魅了した。

 

終了