紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『湯道』を見た

〇 話題作、湯道を見た。とてもおもしろい。おすすめだ。

 

〇 概略

 

あらすじ・ストーリー 建築家の史朗は、亡き父が残した実家の銭湯をマンションにしようと帰省する。しかし銭湯を切り盛りしてきた弟の悟朗は都会へ出た史朗の案に反対し、冷たい態度を取る。ある日、ボイラー室の騒ぎで入院した悟朗に代わって史朗は銭湯の店主として過ごすことに。

解説 『おくりびと』で脚本を務めた小山薫堂が提唱する、日本人の入浴に対する精神をつきつめた“湯道”を、『HERO』シリーズのスタッフ陣が映画化したドラマ。弟の代わりに銭湯の店主として過ごす兄と、常連客たちとの日常を描く。監督は鈴木雅之。主演は生田斗真。共演は濱田岳、橋本環奈、戸田恵子寺島進柄本明ら豪華俳優が名を連ねている。

〇 予告編

スタッフ

監督:鈴木雅之

キャスト

生田斗真 
濱田岳 
橋本環奈 
戸田恵子 
寺島進 
厚切りジェイソン 
浅野和之 
笹野高史 
吉行和子 
ウエンツ瑛士

〇 わたしのみたまま・感じたまま  〇

 

湯道とは古来からあるものではなくごく最近に小山薫堂氏がはじめたものらしい。

しかしながら、湯につかる文化は古のものであり、今日まで引き継がれている。

 

スーパー銭湯は日本全国に展開されているが、ここに登場するのは、いわいる街の銭湯と云われるものである。

 

いま、銭湯は急激な燃料高騰で廃業の危機にある。大阪でも下町に数十軒あるかなしかの状態である。そのなかで、必至の工夫で生き残りを図っている。

 

落語会やコンサート、菖蒲湯などの季節イベント、怪談の会や芝居興行とさまざまな企画が人をよぶ。

 

一例を挙げてみよう。大阪・住吉区の朝日温泉が有名だ。

ぜひ、以下のサイトを見てください。たのしい企画が盛りだくさんだ。

 

 

 

https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/tantei/1270845_38851.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 https://news.yahoo.co.jp/articles/3830d90f50c881085d82e0fe6972d2f04028f077

 

 

 

 

主題から離れてしまった。この映画はミュージカルなのだ。いや、ゆーじかるかもしれない。

不思議で、ミステリアスで、そして家族で楽しめる映画である。数々の名言・至言が飛び出し

はっとする学びがある。ホットで暖まるストーリーは冷え切った身体と頭をリラックスさせてくれ

湯船に身を浸けたくなる。

 

単なるサクセスストーリーでなく立ち止まって考えてみようよと呼びかけているのがとってもやさしい。

 

湯に貴賤なし。湯は太陽…YOU are My SUNSHINEなのだ。

湯はそれぞれの思いをつなぎ、そして幸せにする。

 

そう、思わせてくれる映画である。

 

何事も、あなたが実行してみること…YOU DO が大事なんだと教えてくれた映画がこの『湯道』である。

 

 

参考 資料引用