☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。
☆ 今、大衆演劇で一番期待する若手、優木直弥に加え、天海翼とくれば、こり見なくちゃなるまい。加えて期待しているのは白富士宗歌馬だ。
私は、信州大勝館ではじめてみた12歳の「宝海大空」や今はなき「三代目鹿島順一」、を見たときと同じく未来の大器を見るひとときが至福の時間なのだ。
★★
☆メンバー
座長 優木誠
若座長 優木直弥
水姫琴実
水姫希実
二代目 花房研二郎
他
★ ゲスト出演
天海翼 (10日までの出演)
下町歌舞伎組 千葉優太
戟党市川富美男一座 實川菜々美
★ 優木劇団スケジュール
4月 木川劇場
5月 七福座
★ 此花演劇館スケジュール
4月 正舞座
☆顔見せミニショー
■
☆ 芝居
「甲州遊侠伝・黒駒勝蔵」
一幕五景
【おもな配役】
・優木誠‥ 黒駒勝蔵
・優木直弥‥血桜一家銀次
・天海翼‥血桜一家金次
・千葉優太‥御神楽一家親分
・實川菜々美‥女房・血桜おまん
・水姫琴実‥芸者梅香
・水姫希実‥御神楽一家子分・樊噲
ほか
【あらすじ】
親分の黒駒勝蔵は旅にでる中、女房のおまんと、勝蔵の左右の腕と謳われる子分の金治と銀次が、留守中の血桜一家を守っていた。
血桜一家の縄張りに目をつけた御神楽一家親分は、腕が立ち仲の良い金治と銀次を対立させようと一計を案じる。
顔にアザのある金治を呼びだし、弟分の銀次が、陰でおめえの顔のアザを嘲笑い悪口を言ってるぞと騙す。
まんまと御神楽一家の離間の計に嵌った金治は、銀次を匕首で刺す。
だが、銀次から真実を聞かされ、金治は後悔し、御神楽一家に一人で殴りこみをかける。
御神楽は詫びる姿勢を示し、渡世から足を洗い酒も絶つので、命だけは勘弁してくれと許しを請う。
ならば、勘弁してやる、と金治は許す。
最期の一献につきあってくれと御神楽に言われるまま、金治は酒を口にした。
だが、これが痺れ薬の入った酒で、金治は激しく斬られ死んでしまう。
満願かなった御神楽一家だったが、やがて笠に合羽の渡世人が現れた。その人こそ‥
旅先で金治が殺されたことを知り、急ぎ帰ってきた黒駒の勝蔵だった‥
〇 セリフ回しにキレと迫力、戯れ言ナシの緊迫の芝居。しかも、若手だけで名場面を決める。若座長優木直弥、天海翼は大したものだ。鬼人の女房おまんを演じた實川菜々美も素晴らしかった。大拍手だ。
▩ 口上挨拶 優木直弥若座長
・旅役者の子ども時代編トークはすさまじく巧み
・前売り券&グッズ販売
・劇団スケジュール
★舞踊ショー
・ラスト
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【画像】
10代20代が縦横無尽に繰り広げる夢舞台は見なきゃ損だ・紀州屋良五郎