紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

■ 桐龍座恋川劇団 梅田呉服座 2023/04/05

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

〇洗練された舞台照明もトップクラス

 

メンバー  

座長 恋川純

恋川千弥

鈴川眞子

鈴川桃子

鈴川純加

鈴川かれん

ほか

 

本日のゲスト

恋川純弥

長谷川桜

 

 

 特別狂言「石川5右衛門」  恋川純 新作オリジナル作品

徳田博 さんの書き下ろし・演出 作品

https://tokichan.com/writer/tokudahiromaru/

 

 * この方の脚本と聞いて、ナルホドと納得した。

まさに、大衆演劇の新しい展開だ。

 

 配役

座長‥石川五右衛門

恋川純弥‥同心

恋川千弥‥役人・河内弥平

恋川かれん‥町人の女房

長谷川桜‥瓦版屋

ほか

 

☆ あらすじ

 

捕りもの声、こだまするなか

役人に追われて石川五右衛門(舞台セリから)登場

 

予想を裏切る展開、登場だ。

 

そして、あの名セリフが‥

 

「石川や~ 浜の真砂は尽きるとも~ 世に盗人の種は尽きまじ」

 

なにやら、時代劇ミュージカルがはじまる予感

新趣向な演出、まるで舞踊ショー的プロローグ

これだから大衆演劇はおもろい

 

こうして、劇団の数だけ芝居の味付けが変わるのが大衆演劇の創造的世界

 

まるで、劇団新感線を思わせる手法だ

今回の脚本は吉本新喜劇の台本作者・徳田博丸によるもの。連日、台本稽古がおこなわれた

 

‥舞台に飛び出した、瓦版屋が石川五右衛門の盗みの一件を笑いを誘いながら町人に宣伝

石川五右衛門は義賊で困った人たちの味方と吹聴する‥

 

さあ〜おもしろくなるぞ

 

今月、ここであと2回上演予定のこの芝居は《15日、25日》開催される。

 

これ以上書けば営業妨害。これにて、留め置くなり、ぜひ舞台をお楽しみあれ。

 

 

 口上挨拶   恋川純座長   

・自分の繋がりで制作した作品を上演できてうれしいがぎりですと語る座長

 

 

〇グランドショー  

 

・舞踊もコミカルにする工夫

・ハンチョウ飛び交うステージ

 

〇ラストショー    

 

 

 

【画像】

やはり、舞台は演者の楽しさ、明るさが一番やな、これもまた、トップクラスの絶対条件だ・紀州屋良五郎