紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ おもちゃ劇団 華舞台 星天座 2023/04/03

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

 

メンバー

座長 市川おもちゃ

太夫 市川恵子

市川小恵子(花形)

市川小もちゃ

市川小ぜに

市川ななみ

三好かずや

市川小扇

 

★ おもちゃ劇団

05 雄琴あがりゃんせ劇場 

★ 華舞台 星天座

05 澤村慎太郎劇団

06月 新川劇団

 

芝居「遊侠三代」

 

 〈配役〉

座長  市川おもちゃ‥神田長治 親分

市川恵子‥人斬りのお竜

市川小恵子‥長吉

市川ななみ‥政吉

市川小扇…茶店の娘

市川久美子‥おこも

三好かずや‥川向こうの親分

 

ほか

 

 〈あらすじ〉

 

とある茶店に現れたふたり、賭博をしきる川向こうの親分と子分。

ところが子分がその店につけがある。それをあっさりと踏みたおす。

 

ふと現れ出でた女ヤクザの人斬りお竜。名を聞いて恐れ、酒を勧めてわびる川向うの親分。

いきなり、人斬りを頼む。

詳しくは場所をかえてと引き下がる。

 

そこへ、やって来たのが 神田長次親分。

茶を所望し休息する。

 

その矢先、おこもが現れ、 神田長次親分の財布を盗もうとするも子分に取り押さえられる。

おこもには、なにか子細があると優しく訳をきいてやる 神田長次。

 

事情を聞いたうえで自分の身の上ばなしもきいてくれとかたり始めた‥

 

 神田長次親分、おこもに情が移り、母親になってくれとたのみ一家に連れてかえる。

かねてより、生き別れとなった母を探し続けていたと…

 

さ、それからがはじまりた。

尋ねてきた人斬りお竜、聞けば親分の命を狙いにきたという。

 

応対に出た長吉は、その瞬間にすうーと悟る。ききしに残る信州なまり。

年の格好も丁度、623、信州なまり、もしや、それは、親分がかねてより探していた母親ではないか‥

 

芝居がだんだんと佳境へと‥しかし、果たし場所にあらわれたのは長次ではなかった‥

 

その訳を見届けたいお人は芝居を見に華舞台 星天座へお越しなせい。

よーやる 小恵子

 

決まる芝居をみた。未来がなお、なお楽しみだ。

3世代にわたる「遊侠三代」を見た。

 

「身も心も」が流れ……「関東流れ唄」で幕。

 

 

舞台口上   市川おもちゃ座長 ほか

・グッズ販売、前売り券販売

・お客様を引きつける工夫があれこれと

 

参考 劇団紹介

 

 

★ グランドショー

・小娘隊

・ラスト   べらんめえ女形

 

【画像】

連日大入り、ダントツの集客力で大衆演劇界を牽引する老舗劇団・紀州屋良五郎