〇 久々にヤクザ映画を見た。あまり、期待はせず見たが、いやー引き込まれたね～
〇 予告編
〇 概要
- STORY
-
関東最大の暴力団・新鮮組総長の一人息子でありながら、ヤクザを嫌い堅気としてデザイン会社で働く近藤静也（伊藤健太郎）。ある日、父が殺害され次期総長を巡って内部抗争が激化し、一般社会にも影響を及ぼす事態となる（『第1章』）。やむなく総長の座を引き受けた彼は、新時代のヤクザを目指して街の清掃や悪徳業者の摘発などに励む。一方、関東進出をもくろむ暴力団・鬼州組内部では新鮮組を巡って対立が深まり、暴走した幹部たちが静也の勤め先の同僚・秋野明美（筧美和子）を拉致し、新鮮組との抗争へと発展する（『第2章』）。
- キャスト
-
伊藤健太郎、筧美和子、深水元基、本宮泰風、三宅弘城、坪倉由幸、内田慈、朝井大智、小西貴大、藤井陽人、今野杏南、宮崎吐夢、金橋良樹、飛永翼、香川幸允、御子柴彩里、鈴木裕樹、兒玉宣勝、斉藤天鼓、舘昌美、中村公隆、本田広登、川崎健太、喜矢武豊、筒井真理子、寺島進
- スタッフ
-
監督・脚本：山口健人
総合プロデュース：本宮泰風
原作：新田たつお
脚本：吉崎崇二
音楽：formusic records
製作：英田理志、人見剛史
エグゼクティブプロデューサー：前田利洋、鈴木祐介
プロデューサー：河野博明、丸田順悟
制作プロデューサー：菅谷英一
撮影：石塚将巳
照明：八藤優美
録音：岡本立洋
編集：金田昌吉
スタイリスト：網野正和
衣裳・持ち道具：森内陽子
ヘアメイク：坂口佳那恵
アクション監督：玉寄兼一郎
ガンエフェクト：浅生マサヒロ
スチール：西永智成
整音：大辻愛里
音響効果：小林孝輔
助監督：伊藤良一
製作担当：長田克彦
キャスティング：渡辺有美 -
- 上映時間 118分
- 〇 わたしのみたまま、感じたまま
- 2つの顔をもつ若きヤクザの総長が大暴れするニューヤクザ映画だ。
- ハング対ヤクザの抗争、背後で操る極道のシマ争い。
- 堅気にこだわる極道という２つの顔をもつ若き総長はまさに、時代にあう。
- さすが、原作が劇画コミックだけあってつかみは引きつけるものがあるが、ヤクザ映画をイメージすると肩透かしを食う。ありようのないキャラクターが登場するからおもしろい。
- 正直、第一章の途中まで見て、期待外れで帰ろうかと思いつつ見続けた。
- まるで、桂文枝さんの創作『仁義なき校争』を思わせる展開には笑った。
- 社会貢献するヤクザ、近隣清掃に努めるヤクザ、饅頭を食いながら茶をすするヤクザ、タバコを吸わないヤクザ、どこか憎めないあたらしいヤクザは笑いとくすぐりに満ちていた。まるで吉本新喜劇かと思う場面も多々あり家族連れで楽しめる。
- しかし、だ。半グレ集団と本物のヤクザのアクションには、目を見張るものがあり次第に引き込まれる羽目にあう。しかも極道は新鮮組で対抗相手は紀州組、なんとな、それは私のペンネームやないか。ますます、嵌まるやないか。この紀州組親分は凄みがある。もうちょっとドスのきいた関西弁、いや紀州弁を使うと更に凄みがあるのだが‥
- ヤクザ映画は関西弁・広島弁など方言があった方が凄みが違う。それにこの映画、アクションのキレはなかなかいいが、いわいるどす黒い色恋沙汰はない。純情派のラブロマンスが別筋で展開されていくのが新鮮だ。緊張と緩和が混じり合った今までにない明るいヤクザ映画だ。
- 今回は前編、いいところで終わる。次週の後編も見なきゃならないと思わせるものがある。
