紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 満劇団 梅南座 初日 2023.10.01

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

〇全国でも少ない女性座長が率いる劇団。

☆ 初日はダブル大入りで快進撃‼

★ 12年ぶりの梅南座登場

 〇老舗劇団の血は祖父母から母へそして子に脈々と受け継がれている。

全体の目配りとユーモアは仁童竜之介の存在が絶大。

 

★ マンスリーゲスト 

愛染菊也  染谷あかり

 

 座長 大日方皐扇 

責任者 大日方きよみ

大夫元 大日方満

花形 大日方忍

大日方小とら

仁童竜之介

裏方  

 

〇梅南座  公演予定

11月 劇団雪月花

12月 黒潮劇団

 

 

〇 満劇団  公演予定

11月  あがりゃんせ雄琴

 

芝居「元禄花暦  二人弁天」 

1幕2景

*是の劇団は必ず詳しく配役を紹介する

 

配役

弁天小僧‥大日方忍  

勘助弁天‥大日方小とら

蜆売りの娘&大森大善‥大日方皐扇 

土地の親分鉄五郎‥仁道竜之介

子分源太‥愛染菊や

子分‥若駒裕城

 

【芝居所感】

楽屋ねたとベタな笑い。

初日は明るく喜劇でということか

二人の弁天が街道で出会い、土地の親分が仇とわかる。二人して、つけ狙われる小娘を助けるお話

単純な筋立てながらアドリブや笑いを交えて

女形の所作とセリフまわしの芝居ですすめる。

 

忍と小とらの掛け合い、女形だけが見所

さすがは血統、白浪セリフも立て板に水、緩急自在のセリフまわしの兄弟女形

楽しませてくれる。

地元ネタもふんだんに入ってるが、いささか此花、九条とさして変わらぬ仕上がり。

それでも、初日の挨拶をセリフにこめて、明るく幕。

 

 

 劇団口上  (仁道竜之介・花形 大日方忍 )

・各種グッズ販売&前売り券販売

グランドショー  

 ・浪花の小寅、忍の兄弟が大活躍

 

◆忍の女形はまるでミニ大日方皐扇だ。

◆小とらの目を見張る成長がすばらしい

◆吉田・田岡系列を離れた場所での公演は久しい

 

【画像】

 

 

 

 

 

南座は12年ぶり、新しい階段を昇る公演はダブルの入でスタートした・紀州屋良五郎