〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇 一世を風靡した浪花の三羽がらす『大日方満』舞う
〇 浪花の三羽がらすと言われた名跡は今も燦然。
大日方満、浪花三之介(故人)、美里英二(故人)
★ マンスリーゲスト 愛染菊也 染谷あかり
▩ 座長 大日方皐扇
責任者 大日方きよみ
大夫元 大日方満
花形 大日方忍
大日方小とら
仁童竜之介
裏方
〇梅南座 公演予定
11月 劇団雪月花
12月 黒潮劇団
☆芝居「人生の並木路 お座敷小唄」 1幕3景
*是の劇団は必ず詳しく配役を紹介する
★配役★
大日方忍
大日方小とら
大日方皐扇
仁道竜之介
愛染菊也
若駒裕城
染谷あかり
★配役★
車引きの男、俊輔‥座長 大日方皐扇
クラブのママ‥仁道竜之介 若駒裕城
道頓堀プロレス すみひろあき 愛染菊也
芸者の千代‥大日方忍
タクシー会社会長‥大日方満
タクシー会社社長 たあさん・忠夫‥小とら
忠夫の妻ことえ‥染谷あかり
【芝居所感】
タクシー会社に「たーさん」という男を訪ねてきたクラブのママ達。
会長にそんな人はいないと断られた。
余りの大きな声なので中で聞いていた社長の「たーさん」が現れた。
聞けば、最近店に顔を見せないからぜひ来て欲しいと千代姐さんから伝言を頼まれたという。
どうにもならない極道息子のたあさん(忠夫)は父と喧嘩して家をぷいっと出てしまう。
残された忠夫の妻は意気消沈するも父がかばい、励ます。
ひとり、取り残された妻ことえは書き置きを残し家を出る。
父が見つけて読めば自殺を匂わす手紙じゃないか
これは、一大事と義父は後を追わせる
一方、祇園にやってきた忠夫。芸者千代と再会する。
ここで、登場する 座長・大日方皐扇
死ににきた、ことえを引き止める男の役だ。
それは、かつて縁ある男。車引きの男、俊輔だった。琵琶湖へと行き先を告げたことえ。ハッと気づいた俥引きの俊輔。二人は兄弟同様に育てられ好きあった仲だった。その俊輔がかつての恩讐をすて亭主の元へ帰れと諭す。
未練が蘇るることえと俊輔。
どうにもならない恋にほのかな灯りが今ともる。
そんなことえをひとまず家に泊める。
運悪く、そこにやってきたのが俥引きの妹、芸者千代だった。その千代に忠夫と別れてくれと頭を下げて頼む。
理由はただ一つ、兄弟が世話になった父親代わりの会長を思えばこそなのだ。恩を忘れたら犬畜生にも劣る。
義理と恩の狭間で揺れる男心と兄弟愛を演じる現代社会人情劇。
ことえさん!あんたには幸せになって貰いたい。
そして、陰で涙を流している兄妹がいたことを思い出して欲しい‥
惚れた女を見送る兄、好いた男と引き裂かれた妹
すべてはギリと恩のしがらみが‥‥縺れ縺れた人生模様の悲喜こもごも、大衆演劇ならでは芝居やな
熱演の立役・大日方皐扇座長。
妹のかわいい芸者を演じる大日方忍に大拍手❗
Wの大入り満員、喝采の中、幕となる。
◆ 劇団口上 (大日方皐扇座長)
・各種グッズ販売&前売り券販売
【画像】
☆グランドショー
大日方満指導後見
・浪花の小寅、忍の兄弟が大活躍
◆忍、小とらの目を見張る成長がすばらしい
◆吉田・田岡系列を離れた場所での公演は久しい
大日方満指導後見、勇壮に舞う・紀州屋良五郎