紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ ふるさとの落語会 2024.01.20

〇 ちょっと趣向をこらした落語会に参加した。

 

大阪の住吉は私が生まれ、幼稚園から高校まで過ごしたふるさとだ。

 

 

 

落語作家・小佐田定雄さんの解説に続いて住吉、住吉大社にまつわる落語を2席たっぷり楽しんだ。

林家染吉さんの落語は『箒屋娘』。この話はおそらく初めて聞く話であった。

続いて2席目は桂吉坊さんの『住吉籠』こちらの話は何度も親しんだ話であった。

 

「お袖知ってるやろ、河内の狭山の治右衛門さんの孫やがな」のくだりは覚えてしまっていたから、すうーと話に入っていくことができた。

 

たっぷり落語を楽しんだ後は、中入り休憩を挟みトークショーであった。

 

懐かしい住吉大社の祝祭風景がいろいろ紹介され、界隈に住まいした芸人の方々のエピソードもたくさんお聞きすることができた。なかでも歌舞伎、大衆演劇でもよく取り上げられる

『夏祭り浪花鑑』も、ここ住吉大社がその舞台となっている。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎる。

ちょっとひねった落語会は余韻を残しつつ、とても楽しめるものであった。