○まいどおおきに~映画メモです
○ややマニアックな映画を見た。昔から今に至るまでなじみの西成・ディープな三角公園、四角公園付近で撮影された。
それだけに、身近にかんじる風景、薬の密売の光景が登場する。
日雇労働、炊き出し風景、雨宿りと食にありつける教会、超破格のお好み焼、ドヤなどリアリティのある光景は見応えがある。
エンディングのラップは知る人ぞ知るラッパーSINGO☆西成だ。
今の若者達があがきながら生きている断面を切取り、いきいきとしたカメラワークで活写している見応えある映画だ。
【あらすじ・概略】※第七芸術劇場サイトからの引用
解放区
2014年/日本/114分/R18+
監督太田信吾
出演太田信吾、本山大、山口遥、琥珀うた、佐藤亮、岸健太朗、KURA、朝倉太郎、鈴木宏侑、籾山昌徳、本山純子、青山雅史、ダンシング義隆&THE ロックンロールフォーエバー、SHINGO★西成 ほか
公式サイトhttp://kaihouku-film.com/
ドキュメンタリー作家“未満”の男が漂着した大阪・西成。 再開発に翻弄される街と、行き先を見失った主人公の不安定な魂がシンクロした時、現実と虚構の境目が崩壊する――。 ドキュメンタリー作家になる事を夢見る“未満”の青年は、先輩ディレクターとの理不尽な上下関係や被写体との接し方に悩みながらも、小さな映像制作会社で働きながら未だその途中である。夢を語り理解を示してくれる恋人もいるが、ある現場で先輩の取材姿勢に憤りを爆発させてしまう。職場での居場所を失った彼は、新たな居場所を探すかのように、かつて出会った希望を見失った少年を取材する為に大阪、西成へと向かう。
しかし、少年の行方を掴む事は出来ない…。1人で問題に向き合えず、東京で取材した引きこもりの青年を呼びつけ、行きずりの女性に愛を語り、誠実さに欠ける取材を続ける。少年を探しながら街を彷徨う日々。
そして、自らの弱さと甘さがもたらした結果から、一歩また一歩と後戻りできない道に迷い込んでいくのだった。
【SINGO☆西成】
今年はあまり映画もみれず終わろうとしている、まだまだ見たい映画は尽きない・紀州屋良五郎