紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『結びの島』をみた

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

  

結びの島

2020年/日本/ 108分 / ディンギーズ 配給

監督溝渕雅幸

出演岡原仁志 医師

公式サイトhttps://www.inochi-hospice.com/musubi/

そう遠くない、未来の日本がここにある。全国でもその人口規模に比して飛び抜けた高齢化率となっている周防大島町平成27年国税調査では人口17000人余りで高齢化率は51.9%となっている。(※2020年8月1日現在、人口約1万5500人、高齢化率約54%)
この島で無床の診療所と複合型コミュニティ介護施設を営む医師、岡原仁志さん(60歳)は診療所や施設のスタッフと医療・介護活動を通じて、豊かな老後を過ごすために医療や介護はどうあるべきかを問い続けています。
「高齢者が安心して暮らすことが出来る社会とは?」 映画では高齢化に伴う様々な問題を提起しつつも、安易に警鐘を鳴らすだけではなく、その解決のために日々活動している岡原さんたちの姿から、高齢者が安心して暮らしていける社会のためのヒントを得る事が出来る作りを目指します。

〇 所感以外は第七芸術劇場のサイトからの引用
 
■所感■
★とってもあたたかい映画だ。一人一人を診る、ときに花をプレゼントとしながら励まし、やさしい言葉を添える。こんな医師が日本にいるなんて我が国も捨てたもんじゃないなと思った。
コロナ禍のなかで
 
ひとりの人生が大切に尊重される。患者をハグし、家族ともハグし急速に距離を縮めていく。
奇蹟の医師がここにいる。すばらしい世界を見た。