〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。
★メンバー
座長 松丸家小弁太
副座長 咲田せいじろう
松丸家美寿々
松丸家こもも
松丸家ちょうちょ
りへいどん
あ~ちゃん
まなと
他
ゲスト出演
昴斗真
【劇団スケジュール】
6月 紀の国ぶらくり劇場
【梅南座のスケジュール】
6月 劇団雪月花
7月 劇団昴星
8月 新川劇団
9月 嵐瞳劇
☆顔見ショー は無し
☆芝居「長良川艶歌」
主演‥座長 松丸家小弁太
配役
松丸家小弁太‥お藤
松丸家こもも‥お絹
松丸家ちょうちょ‥洋平
咲田せいじろう‥棟梁
松丸家美寿々‥お竹
昴斗真‥女衒の源
まなと‥こども時代の洋平
(あらすじ)
江戸の大火で、焼け野原の中に投げ出された幼き日の洋平。
そんな折、女衒の源に連れられた女郎お藤が通りかかる。
女の生まれ在処は飛騨長良川の近くと語る。
女衒が握り飯を置いて水を汲みに行こうとすると
幼い洋平が握り飯を盗もうとするのを見つけ諭すお藤。
子供と二人になったところで、握り飯を食べるように勧めるお藤。
泣きながら飯をほおばる。洋平は皆から平ちゃんと呼ばれている。
どうやら父母を火事でなくしたらしい。ふるさとの上総の国に親戚がいるらしい。
堅気の立派な大人になるんだよ励ますお藤。
おんなは生まれ在処の上総の国へ帰るんだよと財布を渡してやる。
それから時流れ‥洋平は大工職人になっていた。
棟梁の娘のお絹と一緒になる日も間近に迫るころだった。
洋平は、今もお藤から貰った巾着袋を宝物として大切に持っていた。
夜鷹仲間のお竹に、お藤の居所を詰問する
棟梁とお絹、洋平がやって来る。
寄合の席に煙草入れを忘れてしまった棟梁。
死んだ連れ合いが嫁いで来た時に買ってくれた大事な煙草入れだと取りに出かけるという。
煙草入れの事は、取りに行ってくれると言う洋平に任せ、棟梁とお絹は帰って行く。
洋平が戻って来たところへ、女郎がやって来て、遊んで行かないかと誘う。
女郎の顔を見た洋平、それがすぐお藤だと分かり、あの時の俺だと言うが、知らないとつれない返事をかえすお藤。
そこに現れた女衒が洋平にお藤を客としてあてがおうとする。
女衒に一撃をくらわせ、お藤を棟梁の家に連れ帰る洋平。
いきさつを棟梁に話そうとする洋平。
おんなを連れ帰ったことで動転する許嫁のお絹。
すべての事情をわかった棟梁は洋平に金を渡し世話になった女郎を医者にみせてやれと語る。
棟梁の心遣いに、洋平は有難く金を受取り、お藤の許へ走る。
追いかけようとするお絹に、しばらくの辛抱だ。
我慢しねえかと止める棟梁が止める。
洋平の事をなかなか思い出せないでいるお藤に、洋平は看病尽くす。
そこに、現れた女衒がお藤を無理矢理連れて行こうとし、拒むお藤のお腹に、一撃を食らわせると、血を吐いて倒れる。
病の喀血に驚き退散する女衒の源。
洋平が、薬とお藤にと仕立てていた着物を持って帰って来るとすべてを思い出したお藤がいた。
お藤が過去を全部忘れようと思って、すべてを忘れた自分を許してくれと話す。
洋平は仕立てあがった着物を見せ、「姉ちゃんこれを着て、一緒にお祭りに行こう」と言う。
お祭りまで命はもたないが、頼みたい事がある私が死んだら、私の骨を故郷の長良川に流して欲しいとお藤言がいうのであった。
お藤の耳にはあの懐かしい長良川のせせらぎの音が聞こえて来る。
その着物、私に着せてくれとお藤は言う。
着物に袖を通したお藤は、綺麗な着物だねと、私が着るには派手かもしれないと。
あんたが作ってくれたこの着物、長良川のせせらぎにを聞きながら死出の旅路に着て行くよと語る。
姉ちゃん!
叫ぶ洋平の腕の中でお藤は息を引き取るのであった。
幕
* 幼き薄幸のあの頃、餓えをしのいだおにぎりひとつ。
その恩がありて、今のわたしがある。一粒の恩を生きる支えに……
いつか、いつの日か、会えた日にはその恩に報いるんだ。
まさに、ここに、いま、忘れてはならない人の「なさけ」がある。
大衆演劇は人生の教科書である。
☆口上挨拶 座長 松丸家小弁太
・前売り券&グッズ販売
・演目スケジュールの紹介
・来月の和歌山・紀の国ぶらくり劇場までが関西で3カ月ほど関東方面の公演になり、また西に戻ります。
・来月も昴斗真がマンスリーゲスト出演、加えて
雷鉄命も参加します。
☆舞踊ショー
ラスト 「旅笠道中」
【画像】