〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。
★メンバー
座長 市川おもちゃ
太夫元 市川恵子
市川小恵子(花形)
市川小もちゃ
市川小ぜに
市川ななみ
三好かずや
市川小扇
他
★ おもちゃ劇団
05月 雄琴あがりゃんせ劇場
★ 華舞台 星天座
05月 澤村慎太郎劇団
☆芝居「恋懺悔」
〈配役〉
座長 市川おもちゃ‥駕籠かきの万さん
市川恵子‥駕籠屋の駕籠金親方
市川小恵子‥駕籠かきの千吉
市川ななみ‥お嬢さんのお光
三好かずや‥駕籠かき仲間
市川久美子‥船場の老舗女将
ほか
〈あらすじ〉
駕籠かきの千吉と万さんは名コンビである。
今日も酒浸りで朝かえりで主人から責められるのは駕籠かきの千吉。それをひとしきり庇うお嬢さん。どうやら二人は相思相愛の仲らしい。
一方、相方の万さんはそれを知らず見守っている。
この万さん、親方にお金を貯めているらしいが幾らぐらい貯めたと聞かれ、応えていうには、十五の春にお世話になってから今までに貯めた金が50両になりましたと返す。
そのお金の使い道はと聞かれると、それは女房をむかえる支度の金という。
それで、相手を世話してくれと親方に頼む。その相手というのは親方の娘、お光だった。
快諾して、添わせてやろうと約す親方。
ある日、この駕籠かきコンビが仕事を終え、橋のたもとまでくると書き置きがあった。それには、
無理心中する二人の手紙だった。なんでも、大事な50両をなくしたために身投げするという。
この駕籠かきの万さんが身銭の50両で助けてやった。さっそく、この美談が瓦版にのり知れ渡る。
だが、瓦版には、助けたのは、千吉とあった。
なくしたと思った思った金も出てきて老舗の女将も20両もって、お礼にまで訪れた。
さあ、怒ったのは万さん。
さて、どうする〜〜
* 初めてみる外題の人情喜劇だ。
* 大阪弁の人情喜劇がとてもはまる劇団である。
まるで、藤山寬美の松竹新喜劇をみるようだ。
原題は松竹新喜劇らしい。
父娘と太夫元が演じる人情駕籠屋物語、いい芝居だった。久しぶりに涙腺がゆるむ。
ええ味だしてるなぁ おもちゃ劇団
☆舞台口上 市川恵子太夫元
・前売り券&グッズ販売
・劇団のグッズもお客様を引きつける工夫があれこれとしている。
★ グランドショー
・小娘隊
・ラスト 任侠花と龍
【画像】
ダントツの集客力で大衆演劇界を牽引する老舗劇団、着実に力をつける小恵子・紀州屋良五郎