〇 前回の1に次いで見ることにした。
▼予告編
- STORY
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江戸の鍼医者で仕掛人の藤枝梅安(豊川悦司)は、相棒の彦次郎(片岡愛之助)と京都に向かう。彦次郎は道中、妻と子を死に追いやった浪人・井坂惣市(椎名桔平)を見かける。京都に到着した梅安は元締に彦次郎の敵の殺しを頼まれるが、そのとき梅安は自身と因縁のある浪人・井上半十郎(佐藤浩市)とすれ違う。
- キャスト
- スタッフ
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監督:河毛俊作
原作:池波正太郎
脚本:大森寿美男
音楽:川井憲次
エグゼクティブプロデューサー:宮川朋之
プロデューサー:吉條英希、田倉拓紀、高橋剣
アソシエイトプロデューサー:菅谷和紀
協力プロデューサー:芦田淳也
撮影:南野保彦
美術:吉澤祥子
照明:奥田祥平
録音:松本昇和
編集:野澤瞳
VFXシニアスーパーバイザー:尾上克郎
VFXプロデューサー:結城崇史
衣裳デザイン:宮本まさ江
製作担当:谷敷裕也
企画協力:石塚晃都、鶴松房治
予告編制作:樋口真嗣 - 上映時間
- 119分
- 〇 私の見たまま、感じたまま 〇
- 前作に引き続きなかなか見応えある作品だ。この作品の魅力はどこにあるかと考えてみた。
- 淡々と人を殺すところか、もちろん恨みはあるのだが請け負った仕事を淡々とこなすように事もなく100%の達成力でシラッとやる。実にこぎみよい。後腐れがないのだ。
- 今作品でも、単に殺すだけでなく哀悼の思いを込めて埋葬までする。実に丁寧な仕掛人なのだ。
- 怨念はあってもやすらかな成仏があるかもしれない。後腐れもない、さわやかな感じさえする。
- ドロドロではないのである。
- 普段は鍼医者として村人に慕われ尽くす日常、頼まれれば『仕掛人』として請け負う。カネが目当てではない。大上段に振りかざさないがしいて云えば『世直し』が目的だ。日常と非日常が交錯し、しらっーと人を殺る。
- 私には今やってほしいほしいと思う人はいないが世の中にはまだまだかたづけてほしい人はたくさん居る。
- そんな人が居るかぎり『仕掛人』はいてほしい。
- せめて、映画の中で裁かれてほしいと願う力なき民がいるかぎり『仕掛人』は続く。
- 片岡愛之助と豊川悦司の仕掛人コンビは絶妙だ。喝采を送ろう。