☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
☆ ちょっと変わった外題『半額‥』私は、初見の芝居だ。半額の意味を座長に聞いてみたら、かなり昔からやっている芝居だそうで、来歴はわからないが因果物(因縁ばなしや身体障害者)に由来する名ではないだろうかと思われるとの話であった。主人公の次郎吉は半身不随の病に冒されるという設定になっている。
☆メンバー
座長 澤村慎太郎
澤村優翔
澤村蝶五郎
澤村千代音
天神龍太(あまみりゅうた)
澤村飛龍
他
★ 顔見せミニショー
・座長を含め、オールメンバー登場
★ 芝居「半額次郎吉
配役
澤村慎太郎‥半額次郎吉
澤村蝶五郎‥親分で間男 町奴の源九郎
澤村優翔‥吉五郎
澤村千代音‥お竜
天神龍太‥若様
澤村飛龍‥子分
ほか
【あらすじ】
病の亭主を甲斐甲斐しく支える女房お竜。これは、見かけだけだった。お竜が病気平癒の不動水を汲みに行った帰り道、ばったり出会った源九郎。この男かねてから源九郎は以前からお竜に思いを寄せていた。道中でバッタリ出会ったが幸い、苦労絶えないお竜に俺の女房にならないかと誘いをかける。はじめはキッパリ断るお竜も、執拗な誘いとカネに心が動きだした。
たまりかね、お竜しぶしぶ承諾、その証をみせろと難題を言われて神力のある不動水を捨て、雨水を筒に入れ本心はこの通りと示して信用させる。
夫の元に水を持ち帰ったお竜。しかし、その水は不動の水ではないと感じる次郎吉。
そこへ、武士が訪ねてくる。
それは、かねて仕えていた主君仙台の若様であった。訪ねてきたのは他でもない父が何者かに殺され仇討ちの力を貸してもらいたいという。
ところが病身の身、やむなく代役を吉五郎に託す。
ややあって、お竜と示しあった源九郎が臥している次郎吉の命を狙い殺される。そこへ、駆け込んで来たのが吉五郎。次郎吉の無慚なすがたを見て
我が身の非力のせいと自らも自害する。
すると、だ。霊験あらたなお不動さまが現れて、
二人を生き返えらせるだけではなく、すっかり病も癒え立てる体になっていた。さらに、女房のお竜と間男していたあの憎き源九郎こそ、大恩ある主君の仇・斎藤蔵人であることがわかる。
ただではすまない半額次郎吉。
不動明王の功徳力で体が癒えたならば百人力。
一芝居を打ち、本懐遂げようと企む‥話はここからが面白いが、後を書けば舞台の妨げ‥
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★ 口上挨拶 澤村慎太郎座長
・前売り券
・イベント告知
★ 舞踊ショー
・群舞など
【画像】