紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 澤村慎太郎劇団 華舞台 星天座 2023/05/06

見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

☆ 本日から観劇開始

 

メンバー

座長  澤村慎太郎

澤村優翔

澤村蝶五郎

澤村千代音

神龍(あまみりゅうた)

澤村飛龍 

 

 

★ 芝居「桜散る頃」

 

江戸幕末の芝居

 

配役

澤村慎太郎‥須田源三郎

澤村蝶五郎‥須田源之房&新選組隊長

澤村優翔‥木谷助三郎

澤村千代音‥芸者・梅里 (初音)

神龍太‥佐吉

澤村飛龍‥新選組

ほか

 

 

【あらすじ】

 

幕府の開国を巡り、仲違いに発展、刃傷沙汰に及び京へ逃亡する木谷助三郎。助三郎は源三郎の兄を殺めていた。

 

場面かわり、京。

 

杉田は薩摩へ旅立つ頃となり、身受けを約した芸者に別れ話をきりだすも、本心を明かされて見ればこの女、武家の出であるとわかる。

 

更には、兄の仇を打つために芸者を務めると聞き及び、ハタと思い至った。

 

杉田となのりしは偽名、この男こそ、芸者・梅里の仇・助三郎であった。

 

ところが国元から母が危篤との知らせが伝わり、ひとまず郷里へ赴くことになる。

 

そこへ、入れちがいにやって来た源三郎。子細を妹の梅里から聞く。身受け噺、仇が見つかったとのことである。でかした妹、ここで兄の仇が打てると虎視眈々と助三郎を狙うのであった。

 

 

歌舞伎調の見せ場をつくり、助三郎が武士の心意気を独白し  

 

 

 切っ先が光る、殺陣が冴える。題材は固いが

大衆演劇らしい展開で万人が楽しめる芝居となった。

 

幕末期の動乱が「仇討ち」のかたちまでかえていった。そんな、芝居だ。

 

★ 口上挨拶   澤村慎太郎座長

・前売り券

・毎週水曜日が休演日 千穐楽30

・イベント告知

 

★ 舞踊ショー

・群舞など

・ラスト「川の流れのように

 

【画像】

大衆演劇は華やかさだけではない役者の細かい芝居を見るのだ・紀州屋良五郎