紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 黒潮劇団 梅南座 2023/12/10

〇 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

 

タペストリーはすべてが黒潮

黒潮優座長就任後初公演

 

☆メンバー

総座長  黒潮次朗

座長  黒潮音之

座長  黒潮

黒潮花千代

後見  神楽良

ほか

 

☆梅南座スケジュール 

01月 劇団神龍

☆ 特選狂言曽根崎心中」  

 

【あらすじ】

 

大坂の醤油商「平野屋」の手代・徳兵衛は、色茶屋「天満屋」の遊女お初の馴染客であり、客と遊女の関係を超えた相思相愛の仲でもあった。

 

いずれお初を身請けし、妻に迎えようと考えている徳兵衛だった。本来の筋立てと異なり平野屋の主人が徳兵衛の為めにお初の身受けの為めに尽力する流れ。

 

徳兵衛は、どうしても金が要るという友人の油屋・九平次に、3日限りの約束で平野屋への返済用の金を貸してしまうが、計られて偽証文を書いた罪で役人に追われる立場になってしまう。

 

やがて、徳兵衛の罪は晴れるも、時既に遅く、もはや徳兵衛は死んで身の証を立てるほかと思いつめ、書き置きを残し恋するお初と死出の旅路へと‥

 

【配役】

黒潮次朗‥平野屋主人

黒潮音之‥九平次

黒潮優‥徳兵衛

黒潮花千代‥お初

神楽良‥芸者置屋天満屋主人

ほか

 

*** 雑記  ***

 

来世は一緒にと誓う時、目印となる仕草、出会ったときに唇に人差し指を付ける。再会したことは当人同志にはわかったのかは別として、観客には救いの結末を見せて安らぎを。ここは、気の利いた創作で評価したい。心中シーンはなかなかの見せ場になっていて、長いストーリーを60分にまとめ飽きさせない舞台は見事だ。

 

 

☆口上挨拶  座長  黒潮

 

 

・演目のスケジュールとゲスト紹介

・前売り券&グッズ販売

・芝居の説明を細かく話す新座長

 

☆舞踊ショー  

・工夫こらした飽きさせないショー構成

・ラスト舞踊  花魁ショー

  

【画像】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バージョンアップの黒潮劇団、「黒潮優」が拓く劇団の未来、これからがますます楽しみになってくる・紀州屋良五郎