〇疲れているときはこんな映画がいい。考えずに、ストーリーを追わずに見るのがいい
〇 作品概略 〇
『パタリロ!』シリーズの原作などで知られる魔夜峰央の漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』の続編。
- スタッフ
- 原作:魔夜峰央、監督:武内英樹、脚本:徳永友一、音楽:Face 2 fAKE
- キャスト
- GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、加藤諒、益若つばさ、小沢真珠、中原翔子、堀田真由、くっきー!、高橋メアリージュン、ダイアン津田、天童よしみ、トミコ・クレア、藤原紀香、川崎麻世、モモコ、山村紅葉、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、矢柴俊博、西郷豊、水野智則、廻飛呂男、沖田裕樹、佐野泰臣、川口直人、西岡ゆん、山中崇史、ゴルゴ松本、杉山裕之、谷田部俊、デビット伊東、はなわ、戸塚純貴、北村一輝、山本高広、川上千尋、くわばたりえ、坂下千里子、本多力、氏神一番、瀬戸康史
公式サイト:https://www.tondesaitama.com/
〇予告編 〇
〇 私の見たままを、感じるままに 〇
もともとは埼玉県の自虐ネタを詰め込んだギャグ漫画を実写映画として映画化し、37億の大ヒットを記録した映画だ。話題作でもあり、今回は関西の滋賀・和歌山・奈良が登場するとあって見てみたくなった。たまには、肩の凝らない映画が疲れをとるのにいいと思った。
平日の昼間ということもあり少しはすいていると思ったが予想以上。
なぜか370席もあるのに私を含めて2人とは淋しかった。
ド派手なメイク、時代不明の衣装、わかり安すぎるストーリーはワンカットずつ見てもなんやら
楽しめる。TOKYOにいじめられている埼玉が『日本埼玉化』すすめるため海をつくることを目指し、そのために白砂を求めて和歌山の白浜の砂に目を付けた。
さっそく白砂を手に入れるため和歌山・白浜へと向かうが、その和歌山は大阪の『通行手形拡大政策』(=大阪都構想を思わせる)に苦しめられていた。相通じる埼玉と和歌山。そこには、なんと滋賀県の姫が籠絡され人質となっていた。話は日本最大の湖をもつ湖国・滋賀県へとシフトする。これ以上はネタバレなので控えましょう。
大阪、滋賀、埼玉、奈良、和歌山、兵庫の名物・名産品のオンパレード。繰り広げられる大阪弁の世界。その中心はあの片岡愛之助が演じる解放戦線の大阪のドンでなにやら維新の松井・馬場氏を想起させるのには笑えた。
関西・大阪万博ネタもやや批判的にネタにし、大阪人も楽しめる映画になっている。
117分があっという間に過ぎていた。ぜひご覧下さい。おしまい。