紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 練達の芸、芝居が醍醐味 劇団桃華 九条笑楽座 2019/12/05

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

〇やはり芝居は三河家桃太郎

〇九条笑楽座は初乗り  

〇劇団桃華として見るのは和歌山・光命座(廃館)以来。

三河家桃太郎さんは今年10月の道頓堀ZAZA、「中山安兵衛外伝・高田馬場」以来。

桃太郎が中心で公演する場合は「三河JAPAN」ということもある

〇毎週金曜日はロング 昼一回、休演日なし

〇九条笑楽座 スケジュール  (劇場情報)

 1 劇団丞弥  2 紀伊国屋劇団

 

■レトロな感じのポスターがなんともいえない

 

〇セリフが巧み、ボキャブラリーが豊富

 劇団桃華のスケジュール

 01月飯塚セントラル劇場

02月久留米楽笑演劇殿

03月〜5 ツアー公演。

6 熊本県

 

メンバー ※カンゲキ誌参照

座長  京華太朗

松はるき

陽月ゆり

華風もな

華風佑貴

五代目 三河家桃太郎

 

ご挨拶申し上げまショー(23)

 

芝居「源太しぐれ」(67)

三河家桃太郎味付けの芝居は見応えがある。

 

【配役】

総座長 五代目三河家桃太郎‥喜八

座長 京華太朗‥源太

応援メンバー‥大五郎親分

松はるき‥子分

華風佑貴‥子分

陽月ゆり?‥女房こさん

華風もな?‥子分

*誤りあればご容赦

ほか

 

【あらすじ】 

侠客の親分大五郎は、目が見えない喜八の妻こさんと密かに関係を持っていた。

大五郎は配下の源太に命じて喜八とその子を殺すように命じる。

様々な劇団で演じられている芝居だが源太以外の人物の名前が変わっていることも多い。

 

・目なし地蔵‥通るだけで目が見えなくなるという話もあるが今日の芝居では全盲の設定。

 

子分ら喜八を殺そうとするが渋る。結局、赤い長襦袢姿で現れた遊び人の源太が10両の金で引き受けることに。

 

*ご当地、松島新地の名も織り込む

*喜八が大阪商人の設定、大阪弁で芝居をとおす三河家桃太郎

 

源太は喜八とその子を始末するのに10両を受け取り喜八を殺しにかかるも、おとなしく定めと受け止め源太の手にかかろうとする。源太は仏心で斬れず助ける。

 

芝居はここまでで終わる

赤子の笑い声で切れないとする劇団もある。

*喜八殺しのアドリブも巧みに。桜を見る会まで飛び出す。

 

***************

 

口上挨拶

(座長 京華太朗)

・劇団桃華としてスタートした。三河家一門の一つの劇団と考えて下さい。

三河家桃太郎としての活動は続けています。

・前売り券&グッズ販売

 

舞踊ショー  (64)

・すべてのメンバーの舞踊は極めつき

・メンバーの質が高いと少人数でも豊かなステージが見られる。構成も楽しい。

例えば、〇〇▲→▲▲→ように流れる

〇〇〇〇〇▲→▲▲

*誰かがのこり次の舞踊が間断なく始まる

〇桃太郎総座長トーク

五代目三河家桃太郎は歌もはなしも聞かせるしトークの話題も広い。

20才まで大阪の某上場企業でサラリーマンをやっていたと。

秋にはまた関西公演。三河家桃太郎は大向こうからのハンチョウが最もにあう役者だ

 

・ラスト舞踊‥ズンドコパラダイス

  

【画像】

少人数の精鋭劇団、芸が光る・紀州屋良五郎