紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 花柳劇団 オーエス劇場 2023/04/18

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

★ ゲスト

愛染菊也

染弥あかり

 

☆ 公演演目など

 

【花柳願竜劇団スケジュール】

05 やまと座

 

【オーエス劇場スケジュール】

05 千代丸劇団

06 白富士劇団

 

メンバー

座長  花柳願竜

若座長  花柳竜乃

花形  二代目 香賀峰子

花柳さつき

若頭 あつし

蓮志

みずき

ほか

芝居「文七元結

 

明日は唐茄子屋と落語芝居が続きます。3日間やるらしい。全部みたいところだ。

落語で芝居になる作品は多い。怪談ものなら、『皿屋敷』他多数。私が見たいなと思うのは『死ぬなら今』『千両みかん』『雨乞い源兵衛』『蜆うり』など。各劇団、歌舞伎でもかかる『山名屋浦里』(くまざわ・あかね作)も絶品だ。今回の企画もこの劇団ならではの趣向。花柳劇団はまさに『芝居の玉手箱』何度見ても見飽きる事がない。

 

<配役>

 

座長‥左官屋・長兵衛

花柳竜乃‥女房&見習いのぽんた

香賀峰子‥娘おひさ

愛染菊也‥和泉屋手代・文七

染弥あかり‥娘おひさ

花柳さつき‥佐野槌の女将

あつし‥ 和泉屋主人

蓮志‥佐野槌からの使いの者 藤助

ほか

 

あらすじは省略

 

原題は三遊亭圓生作。圓生は上方、新町の出身。

 

置屋の場面でたっぷり 遊ぶ

 

本物の火打ち石を使い火をつける座長  

 

行灯の篝火など細部にこだわる劇団はここだけ

 

娘は実の子でない、母は継母の設定という

 

丁寧に丁寧に、細かい演出で魅せる

 

黒澤明の時代劇くらい時代考証に基づき凝りまくる。

 

角だる、屏風、火打ち石et cetera

 

㊗️見応えある芝居の花柳劇団は今月、創設50

 

ラストは娘おひさが嫁に収まるパターン、身売りから身受け、そして、手代の嫁にと出世街道をシンデレラストーリーにまとめて苦労に花咲かす。

 

*ラストの演出にひねりを加えて、見応えある芝居を魅せる若座長に拍手を送ろう。

 

舞台口上   座長と花柳竜乃若座長

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・「元結」の説明まで、わかりやすく

・演目などのスケジュール

・前売り券&グッズ販売

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舞踊ショー  

・ラストショー  「キメテ!」

 

【画像】

初心者にもわかりやすく、見やすく楽しめる工夫が満載、舞台道具も自ら仕上げる劇団が花柳劇団 祝・今年が創設50年・紀州屋良五郎

 

◉ オーエス劇場はトイレにもディープな昭和のたたずまい。🚾も他所とはちがいまっせ。