紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 小林劇団 華舞台 星天座 2023/08/04

見てもろておおきに~まいどおなじみの観劇メモでおます

大入り

 

メンバー

 

総座長 小林真

座長 三代目小林隆次郎

太夫  二代目小林隆次郎

若手リーダー  小林真佐美

リーダー 小林真弓

小林寿子

小林佳寿美

小林花南

小林あかり

 

ゲスト

橘小寅丸

 

*顔見世ショーはない

 

 ☆ 芝居「雪の夜話」

主人新吾‥橘小寅丸

女房まき‥小林真佐美

母上‥小林真弓

新次郎‥座長 三代目小林隆次郎

ほか

 

〇芝居のみどころ

 

➰️まぁ、意地悪ばあさんの時代劇逆バージョンみたいな芝居、改心させる新次郎役が島流しのやくざ者という具合だ。

 

やくざが堅気の弟を諌め、諭す。まぁ、こんな話は普通はない。そうまでして、孝行の大切さを説く。

 

座長による一人芝居風の邂逅シーン。これが見せ場だ。切々と兄弟の熱い思いから母を大切にする心を刻む。母の思いが伝わるのは芸のちから。

富、地位を捨て貧しい暮らしがいいと。

 

こんな、むつかしいわ  さて、大衆演劇には、こんな話は仰山ある。今の人が見てしっくりくる芝居にするには一捻りも、二捻りも知恵がいる。

 

 

さて、ふりだしにもどり‥

 

三千石の旗本、松平家では、先代の殿の娘まきの横暴が目立っていた

あまりに酷いので小者たちは次々と辞めていき、まきは夫の母を虐め抜いていた

 

入り婿である新吾は、元は百姓だったが、鷹狩にきた先代殿様の命を救ったことで侍に取りたてられ、真面目な働きぶりと、お嬢さんのまきから見染められたことで入り婿となっていた

 

ゆえにまきには頭が上がらず、実の母をないがしろにしていた

 

そんなおり、島流しになっていた、弟の新次郎が御赦免となり帰っきて悲しみの母と対面する‥

 

ところがである‥

 

 

 

口上挨拶  三代目小林隆次郎座長

・前売り券&グッズ販売

 

 

花の舞踊絵巻

小林真弓の歌のステージ

・ラスト   キングOF

 

 

【画像】

濃い人生が滲みでる、もっとも大衆演劇らしい劇団に好感・紀州屋良五郎