〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇 タイガー(泰河)の時代だ!今年こそは、タイガーが優勝だ。七星泰河が大衆演劇界で優勝してトップを快走して欲しい。虎は天に舞う!
〇 劇団名、劇団天虎、七星泰河の名付け親は山根演芸社社長である。
〇とっても好感のもてる座長、「芸昇」の時から見ている。私の期待値は高い。
◎ 劇団天虎のファン年齢層はかなり広い。ウイングが広いことに大きな可能性がある。
芝居のこだわりと芝居&ショーのバランスが素晴らしいのだ。更に、座長の力量も!
〇個性派ゲストが盛り上げる見応えある舞台‼ 座長大会のような歴々の座長メンバーだ。
〇劇団花組むらさきが合流してからは初めてのカンゲキとなる。座長、座長経験者が5人も揃っている。どんな芝居も難なくこなす公演だ。ある意味もったいない。今月、見るべし梅南座。毎日が座長大会みたいなもんやな
〇 結成4年目
【メンバー】(順不同)
〇 座長 七星泰河
七星英雄
幸妻弥枝
七星愛莉
七星あやね
和新之助
梅澤秀峰
南條のぼる
光はじめ
藤間美香
彩姫
〇芝居 『盲目日本晴れ』
【配役】
七瀬泰河‥弐代目親分政五郎
光はじめ‥川向の親分
七星英雄‥貞
梅澤秀峰‥藤太郎の親父
七星愛莉‥おまつの妹
幸妻弥枝‥娘おまつ
藤間美香‥おたき
彩姫‥三河屋一家藤太郎
【あらすじ簡略】
娘をくれとの諍いから、中に入った藤太郎が失明。
成敗した、弐代目親分は兇状旅にでて、藤太郎とおまつは添うことになる。
目の見えない藤太郎にやがて嫌気がさし、貞と一緒になりたいと父親分に無理難題。
しぶしぶ、父は了承するも、固く口止めする。
祝言の日取りを決めにきた藤太郎の父と藤太郎に
約束を反故にすると素気ない言葉。
親父は藤太郎が失明した因縁を繰り返し、切願するもがんとしてきかない親分。娘おまつがししゃり出て、カネを渡して帰らせてようと悪巧み。
二人をコケにする親分と娘おまつ、忿懣やるかたない。盲目の藤太郎が語りはじめる‥親父を安心させるため形だけの祝言でもというも怯まず、見かねた妹まで止めに入る、続きは舞台で‥
古い芝居だ。
座長連の王道芝居と綾姫の健闘がひときわ光る
* 力漲る七星泰河座長の台詞回しには言霊の迫力が宿っている。いつもながら、ここぞ!拍手をと引き出す力がある。こんな、役者は少ない。
■舞台口上 七星泰河 座長が語る。
・大衆演劇の開演時間への座長からの提案
11時開演〜13時30分 昼の部とし、
14時30分〜17時00 夜の部とする
としたらどうだろうか、だいだい普通の劇場公演でおこなう芝居の場合は開演時間、終演時間ははやい。トータル2時間半が大衆演劇では適切だ。
料金も大衆演劇の場合は1300円ぐらいで内容の凝ったものや特別公演は3000円としたらいい。諸物価高騰で値上げ事情はやむにやまれない一面はあるが、それを中途半端にやったことで、かえって集客も落ちている気がする。ある劇場主はもう一度1000円にもどそうかともいっている。舞台や内容にお金をかける場合はバーンと3000円でいけばいい。
やはり、やることが中途半端なんや。と座長らしい大胆な提案。
仕事帰りの時間に焦点を無理にあわせるあまりに、現在の夜の部の時間になった。昼間に出やすい大衆演劇のお客さまに合わせたほうがよいと考えています。2ラウンドでね。
こう言う提案を劇団から聞いたのは初めてだ。全く同感だ。
考えてみたら、働き方改革とやらで、今の日本の平均的な年間休日は116日を超えている。労働のかたちも時間も定刻・定時じゃなくなっている昨今、昼夜の公演は演劇形態で劇団、劇場で自由に決めるべきだ。芝居に力を入れる座長の提案に、わたしは大賛成だ。
・15日21・22日は休演
・南條のぼる座長は月、火休演
■ 舞踊ショー
【画像】
七星泰河、南條のぼる両座長とも斯界きっての話術最高峰、折り紙つきの座長で数年会わずともこちらの名前と顔は記憶している。
大真面目な芝居までもおもしろくする不思議な才能の座長・紀州屋良五郎